所々抜けている記憶…
思い出せない亜矢と言う女の子…
亜矢「この部屋、使っていいよ」
秋良「ありがと」
亜矢「荷物はすでに運んであるから」
秋良(え、いつのまに…ん?)
部屋の中には見覚えのない物がいくつもあった…
見覚えのない本、見覚えのない衣服…
秋良(…痛っ)
一瞬、頭に激痛が走った 激痛がした所を触ってみると傷があったが…俺は違うことが気になっていた
秋良(俺、ここに来たことがある…)
亜矢「どお?気に入った」秋良「あ、あぁいい部屋だな…」
秋良「なぁ、俺ってこの部屋に入ったことあるか?」亜矢「……」
秋良「どした?」
亜矢「…え?あ、入ったこと…ないよ」
秋良「そ、そっか」
秋良(何を隠してる…?)
俺は私物の整理をはじめた…
でも、やっぱり見覚えのない物が多かった…
その日の夜…
俺は夢を見た…
(…川…ん…)
何だ…
(宮川…ん)
俺の声…
(宮川さん)
(宮川さん、本当にこの部屋使っていいのか?)
(うん…元々空き部屋だったから問題無いと思う)
(ありがとな)
俺の声…だけど昨日と違う記憶だ…
昨日はこんなじゃなかった…
何だこの記憶… 続