昨日と違う記憶…
見覚えのない私物…
この違和感は何なんだ…
俺は起きてからあの夢の事を考えていた…
俺の記憶とは違う記憶…
秋良(そういえば…俺って何才なんだろ)
鏡を見る限りでは、たぶん18才前後だろう…
亜矢「おはよう、秋」
秋良「おはよ」
亜矢「どうしたの?鏡の前に立っちゃって」
秋良「俺って何才に見える?」
亜矢「…18才前後」
秋良「だよな」
秋良(まただ…また答えるのに渋った…やっぱり何か隠してる)
亜矢「朝ご飯出来てるから食べて」
秋良「あぁ」
夜…
こうしてまた一日が終わろうとしている…
また夢を見た…
昨日と違う夢…
記憶に無い夢…
(この部屋使って)
(わかった)
(荷物はもう運んでおいたから)
(わかった…ありがと)
また…違う記憶
(ちゃんと私物を整理しなきゃだよ)
(うん…わかった)
何なんだよ…
わけ分かんねぇよ…
翌朝…
秋良「……」
亜矢「どしたの?」
秋良「夢見た」
亜矢「どんな夢?」
秋良「亜矢が部屋貸してくれてる夢…」
秋良「二日連続で、しかも一昨日俺に部屋貸してくれた時とは違う記憶…隠してること教えてくれよ」
亜矢「…もうすぐわかるよ後一ヵ月…」
続