ノンフィクションの愛の結末21

 2006-07-19投稿
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昭幸が待ち合わせ場所に来た。心が待ちに待った初デート。


『おはよう♪…なんか緊張するね!(笑)』
「うん!(笑)どこ行こうか?プリクラ撮りたくない?」
『賛成!!』


移動中に手を繋いだ。昭幸が差し出した手は、ピアノを嗜む心の手と大きさはあまり変わらなかった。ただ、心より少しごつい手は生まれてから15年しか経たないのに男を感じさせた。そして、繋いだ手は温かった。緊張で汗ばむくらいに。


初デートで撮ったプリクラは、付き合って10日とは思えないくらいラブラブなものだった。二人で仲良く並んで撮ったり、昭幸が心に抱き着いたり。たった10日の間にメールをしてお互いを知り初めて、惹かれ合ったのだった。


『コレ嫌だぁ!!心、変な顔してる』
「そんなことないよ。可愛い♪」
『………ッ』

{ずるいよ…。そんなこと言うなんて。昭幸はカッコ良すぎ。女の扱い方が上手いんだから。}

心は昭幸に嫉妬した。

{今まで何人の女の子をそうやって落としたんだろう?}

心はいてもたってもいられなく、昭幸に聞いてしまった。

『アッキー…、心は何人目の彼女なの?』


続く…

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