少年アリス

未亜  2009-06-27投稿
閲覧数[204] 良い投票[0] 悪い投票[0]

世界には『本渡り』と呼ばれる者たちがいるらしい。『本渡り』とは、本の中のウイルスを削除しその本の内容を守るのだ。
これからそんな正義のヒーロー?たちの物語が始まる。

「何だよ、これ。」
「何って、見なれてるあのウザったいウイルスだけど・・・」
府哉〔くりや〕のそんな質問に平然のように美奈〔みな〕は答える。
「そうじゃなくって。何で今日は無駄にウイルスが多いのって聞いてんの!」
「あたりまえじゃない!あんだけサボってたんだから!」
「俺はサボってないよ」
「「・・・はぁ〜」」
二人は同時にため息をついた。
「せめてあいつがサボんなかったら・・・」
美奈がそう言うと、府哉もうなずく。
二人の言うあいつとは、とても気まぐれな奴だった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 未亜 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ