スズズズ…お茶をすする雛菊。名前は女性みたいだが…れっきとしたムキムキの男である。
阿吽はまだ六歳くらいの女の子。そしてユータは１８…あまりに似ていてカケルは少しア然としていた。
ここは囲炉裏を中心に作られた昔ながらの家造りになっていて、特になにもないがなぜか落ち着く。
「さて…自己紹介も終わったし、次はあんたの番だ」タバコに火をつけながら、ユータはカケルに尋ねた。「俺の名前は今見カケル…」「い、今見！！！？」
三人はいっせいにカケルを見た。「な、なんすか」
たじろいだカケル「すると…あんたは光元老の？」
頷いたカケルの目のまえで雛菊と阿吽ははしゃぎ回っている。
「いや〜光栄だね。まさかあの光元老の孫に会えるなんて…なんか大事用事で？現世はどんなところなんだ？」「あいしゅくりーみゅっておいちぃの？」
「エンジンとやらで動く鉄の馬があるとか」
三人の質問に答えるだけ答えて、用事などもいろいろ話した。
そして眠気に襲われて気が着いた時には朝日が顔を出していた。
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