「どうして…急にそんな事言うん…?依存って…」
「今の亜樹見てたら、こんな事言ったら自惚れかもしれないから、俺は言いたくないけど俺のワガママ全部聞いてくれて無理させてるから…」
「そんな事ない…無理なんかしてないよ、一也のワガママって何?」
「夜中に俺が来てお腹すいたって言えば何か作ってくれたり、甘系のモノ用意してくれたり…ホントは、安静にしてないといけないはずなのに、俺のせいで病気が治らないから…」
「私が好きで何か作ったりしてるんだし…」
「俺もそんな亜樹につい甘えて調子に乗りすぎてた…亜樹の身体の事心配しないといけないのに、ごめん…それに亜樹と花南ちゃんの生活に入りすぎてたし…」
確かに最近花南が、一也に対して『一也くんとママが結婚して花南ちゃんのパパになって』とか爆弾発言的な事を言う事がある…一也には、結婚願望なんかないから、多分苦痛なんだろうなと亜樹は、思ってた…
「私も逆に一也に甘えてた…寂しいとか言ったし…一也がそうした方がいいって思うなら、そうしてもいいよ…」
「会えない日は、毎日電話するから…」
この時から、一也は亜樹とのさようならする為に距離を置いて、亜樹が一人になっても大丈夫な様にしてたなんて思いもしなかった…