自我と愛の14センチの刃

安 瑛  2009-06-30投稿
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これが僕なんだ、嘘偽りの無い僕なんだ!

だからこのままの僕を受け入れてくれ!
僕を抱きしめてくれ、愛してくれ!







そう思いながら、僕は今、既に息のないクラスメートの女の子に刃を挿れている。
何度も何度も何度も何度も。
最初は抵抗し、呻いていたが、徐々に力を抜いて、最後はぐったりと躰を預けてきた。

ずっと好きだった。

僕には特別な子だ。

だから今、僕達は愛し合っている。
君はもう反応をしてくれないけど、僕は幸せに包まれている。




多分。











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