亜樹は、反対されたまま一也と一緒になっていいのか不安になった…
一也と一緒に病院に行く事にした…診察と主治医に今後どうしたらいいか相談する為に…
主治医が黙っていた…
「申し上げにくいのですが、胎児の心音が弱いです…このままだと…」
「それって…流産ですか?」
「また来週来て下さい」
せっかく授かった一也との赤ちゃん…このまま流産なんてさせない…そう思っても結果は最悪だった…
急な下腹部の腹痛、出血で切迫流産してしまった…
亜樹は、号泣した…
「赤ちゃんごめんね…ママが病気のせいで産んであげる事出来なくて…」
一也も泣いた…
亜樹は一週間くらい何も手に着かない状態だった…
亜樹は、ある決心がついたからメールした…
『話しがあるから会いたい』
一也とさようならする決心が着いた…このまま今の状態でさようならするのが一番いいと思えたからだった…
やっぱり一也のお荷物になりたくないが亜樹の正直な気持ちだった…
一也が来た…
「亜樹…大丈夫?」
「一也…お別れしようか。赤ちゃんもダメだったし、一也と結婚する意味なくなったよ…初めから、期間限定恋愛で、一也の目標達成でさようならだったから…そうするのがいいよ」
そう言うのが精一杯だった…一也の目を見れない…一也は黙っていた…
「じゃあ、何で亜樹は泣いてるん?別れたくないからじゃない?それでいいわけ?俺は納得出来ない」
「一也…お願い…私は一也のお荷物にはなりたくない…一也の事は、大好きだよ。でもお互い別々の道歩こ…一也と過ごした一年間は、絶対忘れないよ。今までの誰よりも一番好きだよ。もっと早く別の形で出会いたかった…」
「亜樹の気持ちはわかった…そこまで決めたんなら…今までありがとう、亜樹と会えて楽しかったよ、俺も亜樹の事は、忘れない。だって唯一俺の事振った女だからね(笑)無理は禁物だよ。病人なんだから!何かあったらいつでも相談のるよ。友達としてね」
一也は、帰った…
それから二週間後、一也は居なくなった…見送りには行かなかった…
一也から、連絡があったけど亜樹は出なかった…これで良かったはず…
一也との出会いで亜樹は変わった。一也には感謝してる…
一也ありがとう、
本当に楽しかった…
今でも亜樹は、一也の事が好きだよ…
〜終〜