ほんの小さな私事(37)

稲村コウ  2009-07-04投稿
閲覧数[340] 良い投票[0] 悪い投票[0]

部屋に戻った私は、自分で淹れた紅茶を飲みながら、残りの復習を終えてしまうと、教科書などを片付け、その代わりに、机の引き出しから日記帳を取り出し、今日あった出来事を思い出しながら、それぞれについて簡単に言葉を綴っていった。
そして改めて、赤い靄の事について考えていた。
昔から疑問に思っていた事だが、あれが一体、どういったものなのか…。唯一解っている事は、あの靄が見えた時は、何らかのトラブルがその場所で発生するという事。
明日図書館で調べものをするついでに、靄を見た渡り廊下も見てこよう。
そんな事を思いつつ、日記を書き終えると、ティーセットを片付け、歯磨きや洗顔をした後、少し早めだが、就寝する事にした。
…明日は何事もなく、一日が過ぎてくれる事を願いつつ…。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 稲村コウ 」さんの小説

もっと見る

学園物の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ