俺はアパートに住んでいる。
今日、俺の目の前で人が自殺した。
窓を見ていたら上から人が落ちてきた。
『オイオイマジかよ……』
家の窓から覗いてみる。大量に出血している、ピクリとも動かない。ありゃ即死じゃないのか?
『そうだ!きゅっ、救急車!』
俺はポケットからケータイを取り出した。
『ん?』
今死体が動かなかったか?
死体を凝視した。
『!!!』
オイオイ!死体が立ち上がり始めたぞ!
髪が長いから女性か?こちらを向いた。
『………っ!』
ひどい顔だった。
額は割れていて、そこから大量の血が流れている。頭から落ちたのだろうか?頭蓋骨がヘコんでいるのがここからでも分かる。
女は俺を見ると目を大きく見開き三日月を連想させるほどに口元をつり上げている。
『みぃつけたぁ!』
そう叫ぶと女はアパートの階段に向かって走った。
『…おい、まさか…』
ここに来るんじゃ…?
続く