「ひよい、おはよう。体調はどう?大丈夫?」
「おはよう旭!大丈夫!今日は調子が良いみたい!」 「そ?まあムリしないは原則な。」
彼、大塚旭は私の幼馴染み。
私の症状が出始めた頃はSPだったけど、今では彼氏。
帰り―…
「今日は大丈夫だった?今は?平気?」
「大丈夫だよー!心配し過ぎだよ!」
「心配だよ。クラスが違うからいつも一緒に居れる分けじゃ無いんだから。」
「大丈夫だって!」
信号が青になり、渡ろうとした私と旭の目の前を、車が凄い勢いで通って行く。
「きゃあ!?」
「ひよい…!」
たまに急に苦しくなる。
不安になったり…驚いた時に。
「う…っ」
周りの人がざわめく。
旭が慌てて携帯電話を取り出す。
「先生!救急車お願いします!ひよいが倒れました!場所は…中央区です!!」