いつかまた〜81〜

友愛数  2009-07-07投稿
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僕は、ちさの後ろに立っていた。

ちさ。

その涙は、響を想って流してる涙。仲間として?それとも…。


どんな想いがあるにせよ、僕が今できる事、響から受け取った決意からやるべき事。

「ちさ」


呼びかける僕に、ゆっくりと、涙で濡らした顔を向けるちさ。


「帰ろう?」


そう言う僕に、ちさは、もう一度、地面へと目を落とした。体を起こし、手で涙を拭い、

コクン…

と頷いて立ち上がった。


僕は、ちさを連れて、ちさのアパートへと向かった。



ちさのアパートへ着いて。


「紅茶、入れるよ」


僕は、通い慣れたちさの家で、置き場所を把握してたヤカンと、紅茶の葉と牛乳を準備した。

ちさは、リビングの電気も点けず、窓を開けて、ぼんやり外を見ていた。


ヤカンに火をつけた。ガスの音だけが部屋に響く。

今。
誰を想ってるの?

僕は、ちさを
後ろから
抱きしめた

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