富を憎んで貧を逃がす。中産階級が多い中で、思想を会得するのは大変だろう。ドン・キホーテでは脇役だ。主役になれない悩みも角が立つと滑稽である。人間だから誰でも主役を射止めたいと思う。しかし、中産階級が多い中で、主役は脇役にしか過ぎない。つまり、ドン・キホーテである。今頃はピラミッドだから、ラクダに乗ったアラブの富豪だろう。
つまり、人間対人間で動物は脇役にしか過ぎない。脇役ばかりでは人間はロバか牛だ。主役のロボットは馬に乗って競馬を楽しんでいる。ロボットが騎手だったらインサイダー取引になるだろうか。事前に勝ち馬を決めさせ、観客は籤でも買うように馬券を買う。そうなると中央競馬だ。ロボットに跨った人間が手加減で金儲けしている。
知らないから馬鹿なのか。ロボットは人間と違って寿命がない。金も要求しない。配当だけで観客は、どの馬が強いか当てるのだ。騎手に日当はなく、ドン・キホーテである馬の脇役にロボットが馬に跨る。どの馬が勝っても順位は付けられている。馬が勝手に走っただけだ。そうなると馬の順位を入れ換える装置、障害物などを置き、順位が配列するまで馬を走らせる。
人間もこれと同じで順位は決められているのだ。長い人生で谷あり、山ありの順番で決着が着くまで障害物レースは続く。中産階級の宿命としては富豪は邪魔なのだ。貧乏が育てば富だけ自分の物だ。富豪の肩代わりとなる政治も、本当は必要ないところへ追いやった方が良いのだ。しかし、富豪の真似事をしてオケラの政治ではある。