ノンフィクションの愛の結末25

 2006-07-21投稿
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キーンコーンカーンコーン♪♪


『やっと終わった〜』

心の大嫌いな授業がやっと終わった。

「ずっと寝てたくせに…」

香澄の鋭いツッコミが心のボケと最高にマッチする。

『睡眠学習だ!』
「そのまま永遠に寝てしまえ!(笑)」
『(笑)それじゃあ、塾でね♪♪』
「うん、バイバイ!!」


帰る方向が真逆の二人はいつも教室で別れるのだ。それぞれ他の友達と家路に着く。
心は家が近所の彩(あや)といつも帰ってる。心と彩は血が繋がっているらしい。遊んでいるときに知った話しだが、なんでも、離島にいる親戚が共通らしい。言えば、すごく、ものすごく遠い親戚だ。

心は彩とも同じクラスだ。

{今年のクラス分けは最高だ}

なんて心は毎日ひそかに喜んでいる。

『彩!帰るよ』
「待ってぇ〜!!」

彩は慌てて転がるように走ってきた。彩は心にとって手のかかる妹か娘のような存在だった。背は心より高いが…。背が低いのは心のコンプレックスなのでここでは触れるのをやめておこう。


『ん〜!!疲れたね…』
「寝てただけで?」
『先生にバレないように寝るのは大変なんだよ』
「心くらい頭がいいと授業聞かないでいいから楽だよね」
『まぁね♪♪』


二人はそんな話しをしながら校門を跨いだ。


続く…

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