a lie

ちぃ  2009-07-11投稿
閲覧数[353] 良い投票[0] 悪い投票[0]

多摩川の河川敷

ぁたしは死ぬために来たこれが最後の風景
これが最後に見上げる空これが最後にふかすタバコ

河に身をなげるつもりはない だって濡れるぢゃん
飛び降りるわけではないだってぐちゃぐちゃになるぢゃん

薬を飲む…それもいいと思った でもそれは今まで試したがどーにでも助かってきた

ぢゃぁどーする?

河川敷の死角に隠れる
それで剃刀取り出す
手首をすーっ…てネ
ありきたり? だよ。
それでいいぢゃん

さぁ始めるか
光に反射して剃刀の刃が光る…最後に見る光…これがきっと最後に見る光

「てめー何やってんの?」

(えっ…誰か来た…)

「えっと…指の毛を剃ってたの」

「ふーん。指の毛ねぇ。女は大変だな」

「剃りたいからあの…どっか違うとこ行ってくれません?」

「はいはい。言っておくけど、変なことしたってすぐ救急車呼ぶからな」
ぁたしはボーぜんとして離れていくあなたを見ていた

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ちぃ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ