香「そ、それは…。…愛せるわ!たとえ安野さんの父親が私の両親を殺害した犯人だったとしても私は安野さんを心から愛せるわ!」
女神「まぁ〜ずいぶんと偽善者なのね。 丈 はアナタの事なんて眼中に無いのに。
それを心から愛せるだなんて、笑っちゃうわ!」
香「そうね…安野さんには告白もしていないし、恋人でもないけれど…それでも私は好きな人の為になら自分自身を犠牲にするわ!
私には失うものなんて何も無いから愛する人の為に生きれるわ!」
女神「あら、そう。まぁいいわ。もしも 丈 の父親がアナタの両親を殺害した犯人だったのなら私達が仇を取ってあげた事になるのよね。ウフフ。
でも残念ね。
愛する人の為に生きるのも今日で最後。今、ここでアナタは死ぬのよ。」
臨(リン)「望代!お願いだから、もう止めて!優しかった あの頃に戻って!」
女神「うるさい!絵理だって 丈 の両親を殺した時は、あんなに喜んでいたくせに!今更、何よ!私を止める事なんて誰にも出来ないわ!」
女神は、そう言うと恐ろしい憎悪のオーラに包まれた。
牧刑事「おい!話しは終わったか!俺には、どーでも良い話だ。
早いところ真理を蘇らせろ!」
女神「そんなに急かさないでよ。
そんなに急かすなら自分から逢いに行きなさい。」
牧刑事「ハァ?なんだって?自分からって、どう言う意味だ。」
エリートサラリーマン風の男「こう言う意味だ。」
と言った途端、天井から牧刑事の頭上に大量の虫が落ちて来た。
牧刑事「ウワッ!?ウワッ!?グワッ!…チクショ…」
牧刑事は大量の虫に噛まれていた。藻掻き苦しみながら銃をパァーン!パァーン!と2発、宛てもなく発砲したが、直ぐにピクピクとするだけで動かなくなった。
牧刑事の体には黒い虫が大量に集っていた。
女神「さぁ〜うるさい邪魔物が居なくなったわ。
次は誰にする?フフフッ。」
つづく