ディフェンド? ”新メンバー” 23

 2006-07-21投稿
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 啓吾はいつの間にかスィークレット・カムパニーの入り口の前に立っていた。翔達のことを考えながら歩いてるうちにたどり着いたのだ。啓吾は、ゆっくりとドアから入り長い廊下を歩いた。そして、奥にある小さなドアを開けた。
 「あっ!啓吾だ」
 大きな声が前から聞こえた。啓吾の姿を見つけた凛が言ったのだ。
 「啓吾、何処ほっつき歩ってたんだ?」
 龍華は少し怒り気味だ。
 「まぁまぁ・・・。それより啓吾君ココに新しいメンバーが加わるから、紹介するね」 
 と、藻が言うと源二と一緒に歩いてくる少年と少女の姿が見える。源二達は藻の隣で止まった。啓吾は藻達の近くに歩いて行った。 
 「じゃぁ、紹介するね。由宇君と李那ちゃんだよ」
 と、藻が言うと由宇がムッとしたような顔で一言言った。
 「よろしくな」
 次に李那が啓吾の近くに来て言った。
 「啓吾って言うんだ。かっこいいね!」
 「は、はぁ?」
 「ヨロシクね、啓様」
 「け、啓様ぁ?」
 と、怜は驚いたように言う。
 「あの人、どぅかしてるよね・・・」
 凛は小声で言った。
 「さてと、じゃぁ明日はこのメンバーでミッションをこなしてもらう。こいつらは、凛と同じで戦いなれてねぇから、面倒みてやれよ」
 源二は青いファイルを開いて中を見ながら言った。
 「は?ファーベル島に行かねぇのかよ?」 
 「馬鹿。入ったばかりの2人と組みなれてないだろうが!」
 と、龍華は怒鳴った。近くにいた怜と凛は耳を両手で押さえながら聞いていた。
 「明日の正午。ダラットに言って来い」
 「ダラット・・・ですか?」
 「何でそんな所に?」
 と、怜と凛が言うと源二は見ていたファイルから1枚の紙を取り出して、見せる。
 「泥棒っ?何で、俺らがそんな仕事をすんだよっ!」 
 「新チームの奴らにはこのくらいの仕事で充分だ」
 啓吾と怜と凛は同時にため息をついた。

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