2003年、鳳凰学院は開校した。
ここに入学した生徒はみんな補導された人たちが多く、落ちこぼれしかいない高校である。
なぜ、鳳凰が東近に攻撃したか
ようは簡単だ。
「頂点を掴むため」
たかがこれだけで 鳳凰の校章を片手に しらみ潰しに他校を潰していくのだ。
鳳凰の生徒が喧嘩をするときは主にお面をかぶって攻撃する。
鳳凰の主頭 神馬達也は鳳凰の主頭に成り上がった理由、それは小さい頃、そう1995年 高校生の喧嘩がピークに達した頃
神馬は 東近の不良との喧嘩のまきぞいを食らったのだ。
木刀でなぐられる瞬間、ある高校の不良がかばってくれた。
その生徒は重症で何ヵ月後には死んでしまった。
達也は悲しかった。
「いつか必ず東近を手に入れてやる。東近のやつらに頭を下げさせてやる」
と誓った。
それから八年。達也は数々の高校生に喧嘩を売られては倒しまくり、その繰り返しだった。
やがて達也は東近の生徒を重症にさせた。
すべての乱闘はここから始まった。石山龍次と神馬達也の直接対決は そう近くなかった。