パソコンを開く。
初めて買ったパソコン。
嬉しくて毎日色んなことをしていた
そこで出会った運命の一瞬。
始めはそこで終わる話だと思っていた。
「はじめまして」
「今日は仕事中ですが、何していますか?」
そこから私の人生が始まる。
「いつも何してるんですか?」
「仕事は?」「結婚しているの?」
チャットという文字だけの会話。そこから何が始まるのか。私にはさっぱり理解できないことだった
そんなたわいのない文字の会話に3時間!いったい何を話していたんだか。
「また次に話せたらいいね」
といって確証のない未来への言葉をつげあってそう言って電源を落とした。
違う日に違う時間にパソコンを開いた。
彼はいた。
暇なのか、それとも何かパソコンを使った仕事をしている人なんだろうか。
好奇心から色々尋ねてみる。
彼はパソコンを触る仕事をしていた。SE、、、システムエンジニアらしい。
ずっと楽しそうに話す彼に少し好奇心を持った
あっという間に過ぎる時間に気づいたときにはすっかり夜中だった。
結婚したばかりの私には、息抜きのはずのパソコン。
結婚したばかりなのに、夜はいつも一人。この耐えられないパートナーの罵声にいつも心落ち着かせるために開いていたパソコン
それが少しずつ違うものへ変わっていった。文字の会話中で。