とろけるような

 2009-07-15投稿
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いつからだろう。いつからあの人のことで頭がいっぱいなんだろう。

何をしてても気付くとあの人のこと考えてる。

あの人に触れることを考えてる。

夢中になりすぎるといつか冷めてしまうって知ってる。

この何とも言えない心地好さから冷めたくない。

それはまるで心だけ極楽に行ってしまってるような心地。

いつまでもいつまでも続いてほしい。






あの人の顔の輪郭は綺麗。
豆電球の光だけが灯る薄暗い部屋で、

私は寝顔をまじまじと見つめる。

少し眉間にシワを寄せている。疲れてるんだ。

また、少し薄い唇を見る。
そして気付いた。輪郭が綺麗。

私はそれをしっかりと目に焼き付ける。






どうか、私の唇を奪ってください。とろけるような幸せを、もっと。



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