「あ…あの…」
言葉が思うように出ない。
「き…今日のコト大丈夫だった?」
「何が?」
「いやあの後あいつらに何が言われたかなって…」
「いいや…大丈夫」
だんだんと緊張がほどけて言った…
時間は二時間、三時間とあっという間に過ぎていった。
「じゃあまたね!」
電話を切ってもまだ河合の声が頭をよぎる。
「…好き…なのかな?河合が…」気がついたらもう朝だった。
あ、そう言えばオレ停学だったんだっけ。
「河合に逢いたいな…」
心に寂しさを残してまた目をつむった。