「そういや、名前聞いて
なかったな。」
少女はあごを引いて、
「まず、相手に名前を
聞くときは、まず自分から名を名乗る!これ常識
だよ!!」
「あっ!わりぃ。」
「で、君の名前は?」
「田中 仁(たなか まさし)…」
「ふ〜ん。ふつうだねっ!」
「悪かったな!普通で!!で、お前は?」
「加藤 夏奈(かとう かな)!よろしくね。仁!」
出会ってそうそう呼び捨て
ですか…。まぁ俺は全然
気にしないが。夏奈は話をつづけ、
「ついでに歳は…………」
俺達が歩いているとなりの
車道から大きいトラック
が後ろから通り抜けた。
夏奈の言葉は途中で、
エンジンの音でかき消された。
俺は『ついでに…』まで
しか正確に聞き取れなかった。
国語の聞き取りテストは、
五問中、一問しか当たらないほど、聞く力がない。
別に耳にも、頭も異常なんて無いんだが…。
その時、俺は別に聞き返そうとは、思わなかった。
まさかこれが、後々
驚くとは思いもよらず。
歩いて十分弱、やっと
猛暑の中の地獄から天国
に着いた!
「やっとか!コンビニ!」
「暑かったねぇ仁!」
なんとなく馴れ馴れしい
思ったのは気のせいか?
コンビニに入ると、優しく
冷たい風が吹いた。
「はぁ〜天国!!」
となりにいる夏奈が、
「大げさだな〜仁は!」
やっぱり…
「なぁお前、俺に馴れ馴れしくないか?」
夏奈は不思議そうな顔で、
「そうかな?」
「あんなやり取り恋人同士くらいだろ!?」
「あ〜!分かった!もしかして照れてるんだ!
仁!♪」
「照れてねーよ!!」
「でも、顔真っ赤だよ!」
「あ〜暑いなぁ!飲みもん、飲みもん!!」
「話そらした〜!!」
「知らね〜よ!!」
あとがき
未熟すぎで、スイマセン。
ここまでみていただいた
方、ありがとうございます!!!!
続きはカウントしだい…