heavenly_color1

Ral  2009-07-20投稿
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heavenly_color





あの雲は何色だったろう




あの空は何色だったろう




あの雲と空を染めていた



太陽はどこへいったんだ




俺に いつも 勇気をくれたアイツは



どこへいったんだ




からっぽになっていた俺の心ん中に 突然入ってきたオマエ




その瞬間、



何かが抜けて 軽くなった





「触んないよッ、俺の心ん中に入ってくんなッ」





俺は ただ 必死に抵抗した




本当の自分をみられたくなくて



これ以上、誰かに嫌わたくなくて



心配してほしくなくて


悲しくって、つらくって




そして、泣いた







「お前のことは、これからみていてやるから……だから、お前は一人じゃない。孤独じゃない。





だから、歩き出せ。俺が一緒にいるから」






涙が止まらなかった



抑えようとする 泣き声が ただ 俺とオマエの間に響いていた








それから、オマエはいつも俺の隣にいた




俺が何もしゃべらなくても いた







人に優しくされるのを慣れていない俺は、何度もオマエから離れようとした







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