あぁ、この眩しい光が欝陶しい。
私は真っ白くて明るい部屋にいる。だけど天井から突き刺すような光は私を容赦なく虐げる。窓も扉もないのにどうしてここにいるのだろうか?
私は何度も壁を叩いたり、蹴ったりした。時には白い壁を赤く色付かせる程に。だけど、気付いたらまた元に戻っている。
血を吐くまで叫んでも無駄。
血が出るまで叩いても無駄。
こんな私を嘲笑う光が忌ま忌ましい。
あぁ、鬱だ。
私は今気付いたよ。
この部屋は私で、あの光も私で、逃げ出すのも簡単だと言うこと。
さあ鬱から私は抜けだそう。その先は狂気に満ちていても心地良いはずだから。
私は精一杯自らの……
そして白目を剥いた私に別れを告げた。
あはははは
自由だ。