《あららっっ!!
これはすごいっっ!!
かなり衝撃的です!!
え〜っと‥‥全部で5枚の写真が添付されて来ましたが、
これは、ホンモノですっっ!!》
ドキドキドキドキ――
パーソナリティーのアヤカさんの声が少し上擦っていたから、
その写真の衝撃が、リスナーにも、ひしひしと伝わっているだろうなって思った。
あぁ‥もう黙って聞いてらんないよっっ☆
《それでは‥‥早速、本日のゲストの森宮先生にも御覧になって頂こうかと思います。》
う゛ぅ‥緊張するぅ‥‥‥。
なんだか、お腹痛くなってきたっっ‥‥。
聖人もユカも全然平気な顔してる。
もぉ‥何でっっ???
信じらんないっっ!!
《森宮先生。こちらが、その写真です。》
ドキドキドキドキ――
あたしの心臓が、また騒ぎ出す。
《森宮先生???》
ドキドキドキドキ――
もういいかげんおさまって。あたしの心臓。
《‥‥どうかしましたか?!
えぇ‥っと。
リスナーの皆さんはもちろんのコト、
本日のスペシャルゲストの、森宮先生さえ黙らせてしまうほどの衝撃的な写真なんですね、コレが。》
ドキドキドキドキ――
あたしの心臓の鼓動もピーク。
《森宮先生???》
もういやだ。
緊張しすぎて心臓止まりそうだよ!!
《‥‥は‥‥こ‥こ‥れは‥‥》
!!!???!!!
《森宮先生!!どうなさいました?!》
ザワザワザワザワ――
“マジやべ―よ、こりゃ。”
“この教育長サン、あまりの衝撃画像にビビってんじゃねーの?!”
“しょんべんチビってたりして。
ケッケッケ。”
クラスメイト達は、口々に森宮の父親を誹謗し始めた。
その言葉の数々は、スピーカーの向こうの森宮の父親へ向けて、
容赦なく飛びかっていた。