「昭幸くんは殺されないよ!!だって、心の彼氏だよ!?心を置いてなんか逝かないよ!!信じてあげよう?」
彩が心を励ました。すると続いて香澄も
「そうだよ。平気平気」
{香澄が言うと無責任に聞こえる}
と思った心だが言わなかった。
『うん。きっと大丈夫だよね?』
このあと3人は京都へ向かう気分を上げるために新幹線の中でUNOをやったり、お菓子を食べたりしていた。
そして…
in 京都
二泊三日の修学旅行。一日目、昼間は普通に観光をした。
そして夜…
心は我慢出来ずに昭幸に電話した。
プルルルルル
ガチャ
「もしもし?」
『昭幸…。』
「心〜、修学旅行中は先生に見つかるからメールだけって約束だろ?」
{昭幸の声だ…。昭幸………}
『でも、電話出てくれた』
「もう先生にバレたしな!(笑)」
『バカッ!(笑)………明日、行くんだよね?』
「あぁ…」
『…心を……置いて逝かないで…。』
心は堰を切ったように泣き始めた。
続く…