翔です。
今日は手短かに、一作だけ紹介しようと思います。
私が今回紹介するのは、
『砂春陽 遥花』さんの
『MLS‐001』です。
ストーリーは作者に敬意を表し、この場では言いませんが、かなり奥の深い内容となっており、現在も物語は進行しています。
無機質なタイトルに、当初この作品を見落としておりましたが、途中気付いて読んでみると、その筆力に驚きました。
『重い心を支える膝』
『乾いた灰色の疲労感』
といった、印象的な言葉の数々。
それから、携帯小説の世界では皆無に等しい、豊富な情景描写。
どれを取っても素晴らしいと感じました。
もちろんストーリー自体も非常に面白く、読んでいる人を飽きさせません。
ただしタイトルについては、もう少しイメージし易い名前でもいいのかなぁ…と素人考えで思ったりもしましたが、恐らく最終的にはこのタイトルが“必然”なのでしょう。
そして物語はまだまだ序盤…といった感じで、今後の展開に期待です。
(おわり)