「知ってる……?何をだ?」
俺は聞いてみた。
「このゲームのこと…」
沈黙……………
そして静夏は話し出した。
「まずこのゲームはいたずらなんかじゃない!」
「ハハハ!!じゃあ何なんだよ!!」
「これは……………」
再びの沈黙…
「”死”のゲーム…」
「ハッハッハ!!!」
みんな笑い出す。
「死のゲームだって!?」
「笑える!!」
俺も内心少しは疑っていた。
しかし俺の中では静夏の言ったことは事実に近い
のではないかという思いの方が強かった。
「静かにしろ!」
勝平が大声で言った。
「もちろん俺も静夏が言ったことを百パーセントは信じちゃいない!だけど妙に何か引っ掛からないか!?」
「………確かにな。」
勝平も自分と似た考えを持っていたのか…
そう思った俺は発言した。
「確かに俺も信じれない!だけどこの紙はどうやって!?」
「でもよぉ…”死”のゲームだなんて……」
「私は直に死ぬわ………このゲームの”指令者”からの”罰”によって………」
三度目の沈黙………
「おい、冗談だろ?」
「てか何でだよ??」
静夏はしばらくうつむいたままだった………