死への考察

Beno  2009-07-25投稿
閲覧数[456] 良い投票[0] 悪い投票[0]

自分が死ぬという事実を考えると

気が狂いそうになる


この世で最も確かな事は


生き物はみな
死ぬという事


誰にでも平等に訪れる死を


理屈ではわかっていても
どうしても受け入れられない



なんて傲慢な自我なの


自分が死ぬという事は


自分の存在が無くなる事で


今 こうして考えている自分が無くなる事で


生まれ変わるとか
どうでもいい


今の私がいなくなる事が嫌なのだ


情景に感動した記憶

恋愛の記憶

家族の記憶

そうした記憶に対しての私の思考や感情


全て無くなってしまうのがたまらなく嫌だ


夕方の道すがら
猫を見かける時

生い茂る木の葉の隙間から空を見る時


にさえ
私は思考するし
感情を動かすのに


全て消えてしまうのか



自分が死ぬ事を考えて 考えて
気が変になりそうで

居ても立ってもいられなくなると


脳が助け舟を出して
何かの脳内ホルモンが分泌され

ボーッとした気分になる。

どうやらこれ以上考えていると危険なんだろうな…
にしても
自我が強いにも程がある

と自分の業の深さを反省してみる


宗教というものの必要性にも納得する

自分は無宗教なんだけれども…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 Beno 」さんの小説

もっと見る

エッセイの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ