起きた瞬間、俺が見た世界は真っ白だった。
「目が覚めたかい。」
真っ白な白衣を着た眼鏡の男が言った。
「ここは何処だ?」
クラクラする頭でその質問を俺はした。
「これは、驚いた!君は意識が明確なのか。
ここはただの秘密結社。そして、君はただの戦闘員。」
俺は、いつのまにか近づいて来ていた男の顔を殴った。
「はかせ〜。前、造った怪人のバズーカの調子が悪いみたいですよ〜。」
いきなり入ってきた白衣を着た男が部屋の様子をみて。
「はかせ。なにやってるんすか…。」
「いや、すまんね。ほら三日前に造った37564号が私をいきなり殴ったので少々驚いていた。」
俺は、自分の目を疑った。
今さっき自分が殴って壁にぶつかった男がもう復活していた。
「おい、俺をどうす「「そんなことより、白の9番!彼はスゴイぞ!」」
無視かよ…。
「彼は、私を攻撃できた。高度なジャミングによって制作者には攻撃できないはずの彼がだ!」
「攻撃されたんすか…。よく騒いでられますね…。」
「白の9番!私は、彼を私と仕様にしようと思うがどうだろう?」
「まぁ、いいんじゃないっすか。 上はどうします?」
「ほっとけ!どうせ奴らは私に手が出せん。」
その会話を聞いているうちに俺の意識はまた、深い闇の中に落ちていった。
「彼は、私の最高傑作になるかもしれん!」
「はぁ、そんなもんすっか。」
そんな、声を聞きながら………。