“よっ!!どうした?!元気ないじゃん?!”
普通だったら、そう声を掛けてあげたくなるほど、
君は落ち込んでいたね。
けれど、僕はあえて言わない。
代わりにもっと、楽しいコトしようか?!
タノシイコト――
そう――
君にとっての楽しいコト。
それは、ひとつのゲーム。
本当の自分を眠らせて、
新たな人格を呼び覚ます。
ねぇ、本当にそれが君にとっての楽園なの?!
ふとした瞬間に見せる素の笑顔。
ねぇ、本当はそれが君の本当の姿なのに。
人は誰しも仮面をつける。
そう――
君は決して特別じゃない。
だから安心していいよ。
そして、僕らは瞳を閉じる――