実験英雄

ごさる  2009-07-27投稿
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どうもござるです(^-^)/
【実験小説】って(一応)恋愛モノ書いてます。
正直行き詰まってるので気分転換に別のジャンルの小説を書くことにしました。
俺なりのヒーローモノを書きたいと思います。


俺は生きることにあまり執着がない。
でも自殺する勇気がない。
生きる目標がない。
恋愛にもあまり興味がない。
俺には家族がいない。
だからただ生きている。

一つ心残りは死ぬまでに誰かの役に立ちたいと思っていた。


休日に献血しに出かけた。
数年前から定期的に献血に行っている。
ドナーカードにも登録している。
生きた俺は役に立たないだろうが血は誰かの役に立つし
体のパーツは死んでからでも誰かの役に立つだろう。
我ながらネガティブ過ぎて悲しくなる…
代わり映えしない休日ただ俺はさ迷い
帰り電車のホームにいた。
後2分で電車が着く家に帰ってすぐ寝るかと考えていたら
ものスゴい爆音がして意識が朦朧とした。

重い目蓋を開けると全身が焼け爛れていた。
手足はかろうじて繋がっていた。
『俺はやっと死ねるんだ』
そう考え目蓋を閉じた。

再び目蓋を開けると知らない天井知らない部屋だった。

続く



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