「おい、静夏!それでお前の知ってる事はそれだけなのか!?」
「まだあるわ…このゲームの………!」
「どうした!?」
静夏の顔が少しずつ青ざめていく…
「おい!!みんな!紙見てみろ!!」
誰かの一言でクラスの全員が紙に目をやった。
「な!?」
紙にはまた新たな文字が浮き出ていた。
『
−−罰―窒息死−−
指名者―山口静夏
裏切りは許されない
』
「嘘だろ!!」
「窒息死!?」
「…裏切りって何なんだ!?」
その時、俺ははっとして静夏の方に駆け寄った。
「おい!!静夏!?大丈夫か!?」
「!?」
静夏が突然苦しみだした。
「う…く……が…」
「おい!!静夏!!」
「こ…の…ゲー………む…は……」
「何だ!静夏!?」
「しれ……い…しゃ……を…み…つ…けれ…ば……お……わる…」
「おい静夏!!大丈夫か!?」
「し…れい…しゃ………は…この……クラス……に……」
「静夏!?静夏!?」
そして静夏は動かなくなった………
<このゲームは指令者を見つければ終わる。
指令者はこのクラスに……>