実験缶詰 前編

ござる  2009-07-30投稿
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どうもござるです(^-^)/
夏って事で『怪談』モノを書きます。
『実験小説』はまだまだ続く予定ですが息抜きと言うことで…(笑)

ちなみに『実験○○』ってタイトルは実験は屋号みたいな感覚で今後も使う予定です。


この話は実際にあった話だ。
車の免許を修得した18歳の夏俺達は暇だった…。
連日目的もなく近所をドライブしていた。

そんなある日、平和な街で死体遺棄事件が起きた!!
場所は街の外れの有料道路の下の通路
被害者は20歳前後の女性。
ローカルながらTVNEWSにもなった。

たまたまそのNEWSを見ていた俺は友人を誘った。
「暇潰しに現場見に行かないか?警察が書いたチョークの人形ぐらいあるかもよー」
今考えると不謹慎極まりない話だが
暇な時間と好奇心に背中を押され行かずにはいられなかった。

9時過ぎに集合して目的地に向かった。
何故かテンションが高くいつも以上に元気な俺達

でも目的地に着くと場の重々しい空気に誰も口を開かなくなった…。
通路入り口には菊の花束とお供えモノ…。

俺達は生唾飲んで通路を歩き出した。
通路の距離は50mぐらいで道幅は普通の乗用車がやっと通れるぐらいで電灯が薄暗く不気味だった。

結局不気味な空気は味わったがお目当てのチョークの後もなく拍子抜けだった。

「たくよーAの下らない話に乗って行ったのに何にもなかったな」
「Bの言う通りだ!Aもう下らない企画考えるなよ」
2人のセリフは悪いが口調は明るい。
あの場所から放れたからかもしれない。
「悪い悪い今度は海にナンパ行こうぜ(笑)」

続く



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