『このぉぉ...バカ共がぁぁぁぁ−!!!』
俺達は(俺とクリス)、怒られていた。なんてゆうか・・・そう、コテンパンに。
時間にして5時間、分にして300分、秒にして18000秒。−って!かかりすぎだろ。
『大体...なんで軍部に配送するものだけ統計が合わないのよ!絶対おかしいわ!!』
「でも、あわないんですよ〜ラルク局長。」
『御託はどうでもいいわ!【気合い】でどうにかしなさいよ!!ガイ!!!』
今、そん無茶苦茶な事を本気で言っている女性は[ラルク・ミリア]局長。女性にしては長身で黒髪、【気合い】【根性】という言葉が大好きな美人である。
「そないな事ゆっても、合わんモンは合わんねん!ラルク姉さん。」
『そんな言葉は聞きたくないわクリス。私は結果が見たいの!け・っか・が!!』
先程から(正確には5時間)こんな感じである。[前に進まない。]せめて一発殴って『さぁ、おわり。』のほうがまだ清々しい。だが現実は何処までも虚しい。
『だ〜か〜ら!!・・・・』
永遠ループ。
そんで〜、一時間後
ようやく俺達は解放された。『怒り過ぎて疲れたわ。』というのが理由、なんか収まりがつかないのは、今になってはどうでもいい・・・。早く寮に帰りたい。
現在午前2時、ド深夜だ。
『プッハ〜解放や〜〜♪』
呑気にそんな事を言うクリス。まぁ、同意はする。
『けんどラルク姉さん、今日は一段と怒っとったの〜。』
「あぁ?・・・そうだな。」
『なんや?生温い反応やな〜シャキっとせいや!!』
「無理ゆうな。こんな時間にシャキっとなんかしてんのは局長くらいだ。」
『あ!いいつけてやるわ〜(笑)』
「なっ!!スマン今のナシ!!ナシ!!」
『せやの〜どないしよか〜.....
−こうして俺の一日はおわる。いや、一日だけではない。明日.明後日.明々後日も多分こんなかんじだ。そんな気がする。
そして、俺はいつまでも【知れない】ままだ。
そう、このまま、天を見上げたまま・・・・・・・・・・
・・・にはいかなかった。一つの擬音が原因で。