「生徒会選挙に
立候補するんだよ」
「ホントに簡単だなぁ」
「言うだけならな…」
「どぉゆぅコトだよ?」
僕は閂の頭の悪さに
素で驚いてしまった。
「お前、
よくこの学校はいれたな」
「受験なんてノリで
どぉとでもなるんだよ」
「全国の受験生に謝れ」
「そぉゆぅ自分こそ、
何で進学校とか
行かなかったんだよ?」
「おい、
ココも一応進学校だぞ」
「そんなの今は
どぉでもいいだろ?」
「閂がいないから…」
「マジで?」
「ンな訳ないだろ
ノリだよノリ」
「やなヤツ」
苦笑する閂。
「そんなコトより
何でかわかったのか?」
話を元に戻す僕。
「…んと…
今の生徒会長が
チョー人気者だから?」
「やっぱ
お前頭いいじゃん」
「お前に褒められても
うれしくねぇんだけど」
「そぉかい」
また会話が止まった。
見上げると
白い雲が風に流され、ゆっくりと移動している。
やっぱり空は青かった。