迷想

コトミ  2009-08-01投稿
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「実は今、雅危険な状態なの…。」

「えっ………。」

今にも泣き出しそうな表情を浮かべながら、母は視線を落として話す。

私はどう答えたらいいのか分からず、ただ言葉を詰まらせていた。

「まっ、待って。どういう事?訳分かんないんだけど。雅が危険ってどういう事…?」

「良いからひとまず落ち着け。飲み物でも買って来たらどうだ?」

「で、でも…。」

「戻って来たらゆっくり話す。…それで良いだろ…?」

「…分かった…。」

父から差し出された五百円を手に、私は病室を出る。

ただ、父の言った言葉を信じ……。


「あれ?えっと…どこだっけ…。」

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