怖くて怖くて今日も僕はクローゼットに隠れる。 足音に怯えながらクローゼットの隙間から息を殺して外を覗く。 真っ赤に染まったベッド。 窓際でゆらゆら揺れている人。 白髪の老婆は手にした包丁を舐めている。その表情は凄惨な状況を楽しんでいるようだ。 はぁはぁ 震えが止まらない。 歯がガチガチなりそうで必死に堪えてる。 見つかればそれで終わる。 だから僕はこれを書く。 生きている間は…
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