刹那はずっと洞窟に閉じこめられていた 家族も親友も触れることすべて失った みんなから家族からも怪物、化け物と言われていた だからずっと刹那は一人ぼっちで泣いていた そしてついに洞窟に閉じこめられていた13年かんも 何も食べないで何も飲まないで 雷が鳴った 刹那にはもう恐怖なんて無い 涙なんて無い だからずっと目を開けながら寝ていた
雷が激しく鳴った その時 雷が洞窟に落ちた
「ドッカーン」
刹那はピクリともしなかった
そして洞窟はくずれた 岩が次々に刹那のところに落ちていった
「ガコン ガッターンガッターンガッターン」
町の人たちは洞窟を見に来た 岩を次々にどかした そして刹那の死体が見つかった 町の人たちはよろこんだ
「化け物が死んだぞー やった やったーやったー」
でも刹那は生きていた 続く