家に帰るとさっそくタイムカプセルに入れる手紙を書くことにした。タイムカプセルの大きさは三十センチくらいと言っていたので大きくない紙に書くことにした。
そして、三十分かけてようやくできあがった。
《三年後の自分へ
三年後の私は何をしていますか?予想だとまだ大学生だと思うけど、夢に向かって頑張って下さい。私も頑張っています!私は文才がないからあまり上手に書けないので、たぶん三年後の私と俊介はこの手紙を読みながら爆笑してると思います。笑っていいですよ。笑えば笑うほど人は幸せになるのだから》
最後の文はいらないような気がしたが少し気に入ったので残すことにした。それにしても、文章から若さを感じない気がした。まあ、いいや。
それから、タイムカプセルに入れる物は俊介と一緒に写っている写真を入れることにした。
次の日は、公園に事前に待ち合わせた時刻に集まった。
『すごいだろこのタイムカプセル!』俊介はミサイルみたいな形をした物を見せながら言った。
『頑丈そうだね』
私はもっと華やかな物だと思っていたので少し驚いた。銀色の鉄の塊……いや、ステンレスかな?
『まず土でも掘るか〜』
俊介は地面を掘り始めた。