穏やかな幸せ 後編

えり  2009-08-07投稿
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お前が此処から出て行ったあの日
どうして、強引にでもとめなかったのだろうか

腕を掴んで、抱き寄せて、これからも俺の傍に居てくれと、
何故、言えなかったのだろうか

本当は、お前もそうして欲しかったのではないだろうか



ふと、顔をあげると、
そこには、唯一お前が残していった、゙ふたりの似顔絵゙があった


優しく微笑むそこには、穏やかな幸せが確かに溢れていた


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