…………
「ねぇ、名前なんていうの?」
目の前にいるのは…
君?
でも…なんか違う。
「僕、………。よろしくね、凜!」
そっか…
これは夢なんだね。
昔の夢。
君と出会ったのは
中二の春。
たまたま同じクラスになって
隣の席だった。
一目見た瞬間
あたしは恋をした。
君はあたしの初恋でした。
「凜〜!一緒に帰ろ!!」
隣で笑う君。
お互い一目惚れだった。
大好きで
隣に居てくれるだけで幸せだった。
……フワッ…
周りの景色が歪んだ。
「僕、凜が好き。」
『―ガガッ―…あた…も……き…よ……。』
自分で言ったことはよく思い出せない。
君とあたしは付き合うことになった。
「凜〜!今度どっか行こうよォ!?」
……ブゥン……
また時間が飛んだのかな?