ポジティブ・アクション23

ミッシェル  2009-08-07投稿
閲覧数[548] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「よぉスティーブ。借りてたCD返しに来たぜ」

そう言って現れたのは、スティーブの親友アレックスであった。

「誰だ貴様」

振り返るウォーレンを見て、アレックスはすかさず懐から二丁の拳銃を取り出す。

「あんたこそ誰だよ。まあ、何だかしらねェが親友の敵は俺の敵だ。覚悟しろよ」

アレックスは二丁の拳銃を構えながら歩を進める。

「来たかアレックス。ウォーレン、諦めろ。銃を捨てるんだ」

「くぅ…」

アレックスとスティーブに挟み撃ちされているウォーレンは、渋々拳銃を床に置いた。

するとスティーブは拳を構え、ウォーレンの顔面に拳を一撃。

ウォーレンを殴り倒した。

「ぐぅ…」

ウォーレンは口から血を流し、床にうずくまる。

「はぁ…逃げられると思うなよ‥ゲイリーは必ずお前らをころっ…!?」

次の瞬間にはスティーブの蹴りが顔面に直撃し、ウォーレンは気絶した。

「やかましい野郎だ」

スティーブは気絶してるウォーレンに向かってそう言った。

するとアレックスが、次々と浮かんでくる疑問を2人にぶつける。

「どうなってんだ? 何でギャングがお前らを殺そうとしたんだ?」

スティーブは笑みを浮かべ。

「ふっどうやらルブランスのボスを怒らせたらしい。だから俺達はもう、この街には居られない」

アレックスは目を丸くさせる。

「何でだよ?」

スティーブは溜め息をつき、アレックスの肩に手を置いた。

「奴らから命を狙われてるんだよ」

「なんでまた」

その質問に、スティーブは少々戸惑いを見せた。

「何でってその‥つまり彼女と‥」

そこで、メアリーがスティーブの手を握りながら口を開いた。

「私がスティーブの事を好きになったからよ。私は元々ボスの愛人なの」

それを聞いて、アレックスはとても納得の行った表情を浮かべた。

「ほぉ、こいつぁ驚いたぜ。でも何時の間に…。まあそんな事はどうでもいい。とにかく、これからどうするんだ?」

「別の街に行く。この街に留まっていれば確実に殺されるからな」

スティーブはそう言って、煙草に火を付けた。

‥その時。

突如と電話が鳴り響いた。


続く

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ミッシェル 」さんの小説

もっと見る

アドベンチャーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ