え〜、こんがらがってきたので今の状況を説明する。
第一に、俺はクリスと共に局長を探しに来た。そして第二、俺はクリスとはぐれ燃え盛る炎の中にパニくりながらいた。最後に第三、パニックのせいなのか・・・・俺は炎の中に一人ね少女を見つけてしまった。なんとも長い白銀の髪と目をした、綺麗な少女だった。
【〜見てしまった。】という事は、今は違うという事だ。・・・そう、今は【見つけた】ではなく―\r
『久しぶり♪【AX-8】♪。』
―同じ場所にいた。変な認識番号みたいなので俺を呼称して。
「え〜その〜・・・・・。」
『あ!今は〔ナナコ〕だよ♪【AX-8】♪』
「そうか。じゃあナナコちゃん!」
『なんか新鮮!!〔ナナコちゃん〕だって♪カワイイ〜♪今回は可愛いね【AX-8】♪』
話が進め難い、さっきから【今回】てゆう単語が目立つ。なんなんだろう?
「その〜、ナナコちゃん?まず聞くけどココは何処なんだ?」
『え?覚えてない・・・まぁ仕方ないか、ショート寸前だったもんね〜♪仕方ない、仕方ない・・・。』
「一人で頷いてないで教えてくれよ。」
『おっと、ゴメンゴメン。え〜とココは〜、【WINGMAN】の中だよ〜♪【AX-8】♪』
「は?」
余り呑気な口調に驚く。は?アレの中だと?ありえない。
『本当だよ!ここに連れ出すの大変だったんだから〜!!』
「そう言われてもな〜・・・う〜ん、んじゃ、その二!」
『あきらめた♪あきらめた〜♪』
「うるへ〜!!あ〜もう調子狂うな〜〜!!!」
『アハハハハハハハ♪』
本当に困る、聞きたい事が聞けない。なんかもう【血の海地獄】な気分だ。
「はい。何で俺の事を【AX-8】って呼ぶんですか?」
『?、そんなの君がそうだからに決まってるじゃん♪へんなの〜♪』
「は?いや、そうじゃあなくて、俺の名前は【ガイ】だぞ。それ以外はない。」
『今はそうなんだ〜、あ!じゃあゴメンね【AX-8】♪』
「だ〜か〜ら〜!!俺は人間だ、そんな機械めいた名前は持ち合わせついない!!!」
『持ち合わせてるよ!だって君――――
次の言葉で、俺は気を失うかと思った。
――――アンドロイド〔人造人型機械〕だよ。 』
「え。」