蛙の願い(5)

安藤  2009-08-09投稿
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 家に帰ってベッドに身を投げる。なんだかとても疲れた。さっき前ちゃんと交わした会話を思い出す。結局俺は学校のことになると口籠もった。「友達なんていねえよ」なんて言えるわけがない。言っておくが大谷は友達なんかじゃ決してない。なんだかとっても疲れた・・・
 辺りが暗い。どうやら寝てしまったらしい。いつも枕元に置いてる腕時計を探した。目覚まし時計よりこっちの方が何かと機能が良い・・・って、あれ?ない。どこいった?いつも手放さないのになあ・・・痛いっ!?左手に激痛が。なんだ?やっとこさ明かりをつけて左手を見た。「何だこれ?」左手の甲の部分にアザができていた。薄くて見えにくいが大きく「壱」と・・・・・・ンwwww?ナニコレ?一、いち、イチ・・・寝ぼけてるね、こりゃ・・・寝よ
 朝になった。痛みは引いたものの左手のアザは昨日より鮮明に浮き上がっていた。俺は不思議に思ったが足早に学校へと向かう。校門に着いたとき「おや?」と思った。普段なら静まり返ってる自転車置き場に人だかりが。「なんじゃらホイ」と思いながら見ると大谷が血を流して倒れていた



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