父さん-プロローグ-

SAKI  2009-08-10投稿
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中学2年生の秋

父が脳卒中で倒れた


突然学校に連絡がはいった。




前から糖尿病だった事もあって状態はよくない。
反抗期だった私は
あまり父と話す事はなかった。

その日の朝
目をあわさず言った
「おはよう」


それが元気な父をみた最後だった。


後悔した。





次にみたのは
S病院でだった。




体から管がいっぱいでていた。


頭には腕くらいある
管が繋がれていた。











言葉がでなかった。



その代り
目からは涙がとまらなかった。








私と一緒ですぐ怒る父
小さい頃の記憶にある優しい父











もうそこには











いなかった







左方麻痺が残った父
でもリハビリで歩けるようになると言われたので元気だった。











でも…











泣いていた。
をみた最後だった。


後悔した。





次にみたのは
S病院でだった。




体から管がいっぱいでていた。


頭には腕くらいある
管が繋がれていた。






言葉がでなかった。



その代り
目からは涙がとまらなかった。







私と一緒ですぐ怒る父
小さい頃の記憶にある優しい父








もうそこには









いなかった




左方麻痺が残った父
でもリハビリで歩けるようになると言われたので元気だった。











でも…











泣いていた。











私に向かって
「ごめんな」といった。



心が痛い







S病院からZ病院へ











選択肢は一つだった。
でも辛いものしかそこの奥にはなかった。



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