School Life 〜中学の告白〜42

詩音  2009-08-10投稿
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「鈴!」

名前を呼ばれたと同時に叩かれたような気がした。

(痛い…)

声には出なかったが、かなり痛かった。

「起立。」

(…?)

鈴にはその言葉の意味を理解するのに10秒はかかった。

「!?」

やっと理解すると同時に飛び上がる。

それは授業開始の号令だった。


「鈴大丈夫?」

号令が終わった後、歩美が小声で聞いてきた。

「…うん。」

鈴は今までにあったことを整理しようとしていた。

(そういえばさっきフったんだよね。それであたし泣き疲れて…。)

ここまで思い出せば十分だった。

(あたし何で泣いたんだろう。)

自分に問う。

(まだ柚希が好きだから?……いや、それはないな。)



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