青い瞳の転校生 第5話

内田俊章  2009-08-10投稿
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転校生 5

 隆は、得意になって、話を続けた。

 「それって、親しみの現れらしいぞ!」

 「へえ?タカシ、ずいぶん詳しいのね!」

 隆は、スージーに初めて『タカシ』と呼ばれて、“ドキッ”とした。

 「ねえ、スージーは、日本語は上手だけど、英語ももちろん“ペラペラ”なんでしょう?」

 今度は、ひとみが聞いた。

 「6才迄しか、アメリカに居なかったから、難しい英語は、解らない。日本に来た頃は、家の中では、英語ばかりだったけど、そのうち、パパとママが、私に気を使って、家でも日本語が中心になったの!」

 「へえ、そうなの?」

 「パパとママは、結婚前に、日本で生活したことが有って、日本語が上手なの!」


 翌日、隆とひとみは、クラスメイト一人一人に、スージーを紹介して歩いた。

 「隆!いつの間に、あの子と親しくなったんだよ?」

 隆の親友“島田勇二”が、小声で聞いた。



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