この物語は、人の優しさ、痛み、勇気、決心、いろんな感情を感じる事ができる、小説です。
私がこの『楽園』で
感じた事を
ここで語らせていただきたいと思います。
孤独の中で目が覚める『名無し』に訪れる、様々な出会いや出来事。
読むにつれて、物語の中へ引き込まれていく感じがしました。
言葉も名前も忘れてしまう程、永遠の時を一人で過ごしてきた「名無し」。
言葉の波が「名無し」を包む。
最初の印象は、産まれたての赤ん坊のイメージがありました。
初めて出会った、初めてもらう「時計」。
おばあさん=母
名無し=子供
時計=心臓
とゆうイメージが木村の中では、そう目に浮かびました。
初めてもらう「時計」と、読んでくれた「詩」に、温もりと優しさが「名無し」に伝わり、徐々に感情が芽生えてゆき、成長していく姿が印象的でした。
小さな街へ出掛け、不思議な道化師に襲われ、時が止まり、初めて「ムク」とゆう名前をもらい、旅を共にする「スベテ」とゆう仲間も加わり、おばあさんを助ける為の旅に出る「ムク」と「スベテ」。「ムク」にとっては、すごく勇気がいる事だったはず…。
そして、旅を続ける中、考えるようになる「ムク」。話しをする小石「スベテ」
『楽園』とゆう世界を取り戻す為に必死になる姿。
必死になるに連れて成長する「ムク」
勇気があるから、成長できるのだと、そう感じました。
そして、最後の「ジュン」との出会い。
人としての、純粋さ、温かさがすごく伝わりました。
「言魂の丘」での出会いで、「悪」が消え終わり、『楽園』とゆう世界への新たな始まりを私は感じました。
物語、1話1話に個性が溢れ、リレー小説の魅力が引き出され、読んでる側としては、一味も二味も魅力を感じられる小説だと思います。
最後に、リレー小説を書いて下さった方々、
お疲れ様でした。
そして、感動をありがとうございました。
作者の方も読者の方も
みなさんが日々
自分の『楽園』を持ち続けられますように…。
『この世界に、平和と安らぎがきますように。』
木村 蜜実