僕は君に恋をした
いつも君を見つめている
獲物を狩るときとは違う目で
でも君は振り向いてくれないどころか逃げていく
何がいけないのだろう
僕が狼で君が人間だから?
このナイフのような 妖しげに光る双眼?
この鋭い牙と爪?
君が欲しい 僕だけの君になってほしい
バン!!
撃たれた……
どす黒い血が流れる
あぁ 僕もこれまでか
一人悲しく消えるのか
君は誰?
僕は生きてるの?
君は…愛しの……
何故君は僕を助けたの
笑顔を向けてくれるの?
死ぬ運命の僕に……
でもありがとう
助けてくれて
最後に幸せな時間をくれて
次に生まれて来るときは……君と同じ人間になりたいな
そして その笑顔を少しでも長く見続けたいです